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脱水症の基礎知識と予防方法を解説

投稿日:2016年7月3日 更新日:

今回は、夏に多い脱水症について解説していきます。

夏になると知らない間に大量の汗をかくため、身体の水分が喪失していきます。

脱水症は夏に多くみられることは知られていますが、冬にも脱水症を引き起こすことがあります。

また、脱水症は重篤な病気の引き金にもなるので、当ブログで脱水症の予防方法を身につけてもらえればと思います。

 

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脱水症とは

水分喪失に対して水分の摂取量が不足することで様々な症状がみられるようになります。

脱水症の原因には、水分の摂取量が不足する場合と水分の喪失が過剰になる場合の2つが挙げられます。

細胞内液と細胞外液

一般成人の場合、体重の約60%が水分となります。

乳児の場合は約70%、高齢者の場合は約50%が水分となります。

水分量の割合
体重の60% 細胞内40%
細胞外20% 血管5%
間質15%

細胞内外には電解質があり、浸透圧を調節したり、筋肉や神経の働きを調節しています。

※浸透圧とは、隣り合う2つの液体の濃度を同じにしようとする働きのことをいいます。

電解質は、細胞内にカリウムが多く、細胞外にナトリウムが多く存在します。

脱水症の分類

脱水症は、血液(細胞外液)の電解質の変化によって分類されます。

低張性脱水

下痢や嘔吐などにより、水分の喪失以上に細胞外のナトリウムが多く喪失することが原因の脱水です。

症状としては、初期では自覚症状はみられませんが、進行すると全身倦怠感や食欲不振などがみられるようになります。

等張性脱水

高齢者に多くみられ、水分とナトリウムの喪失がほぼ同じ割合で起こる脱水です。

高張性脱水

発汗の亢進や水分摂取の不足により、水分が多く喪失する脱水です。

自分で水分を摂取することができない乳幼児や高齢者に多くみられます。

喉の渇きや口腔内の乾燥がみられます。

脱水症の症状

低張性脱水 等張性脱水 高張性脱水
喉の渇き ない 弱い ある
口腔内乾燥 ない ある ある
食欲不振 ある ある ない
嘔吐 ある ある ない
めまい ある ある ない
倦怠感 ある ある ない
頭痛 ある ない ない

脱水症は脳梗塞や心筋梗塞の引き金になる

脱水症は、血液内の水分が喪失するため、血液の濃度が濃くなりドロドロの状態になります。

ドロドロの血液は血の塊(血栓)ができやすくなり、血管が詰まれば脳梗塞や心筋梗塞を発症するリスクが高まります。

実際、統計的にみても脱水症の多い夏に脳梗塞や心筋梗塞の発症率が高くなっています。

脱水症の予防方法

体内の水分はイン(補給)とアウト(排泄)のバランスが大切です。

汗や呼吸、尿や便などで1日約2ℓ排泄するので、飲料や食事からも同程度補給する必要があります。

脱水症は体内の水分量を適時補うことで予防できます。

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食事をきちんととる

飲料(1ℓ)以外の食事からも1日約1.2ℓの水分を摂取することができるので、きちんと食事を摂取することが大切です。

水分と塩分(ナトリウム)と糖を一緒に摂取するのが良い

水分と一緒に塩分を摂取する必要があります。また、適度な糖の摂取は腸内で水の吸収を促進する働きがあります。

※注意:水分だけを摂取するのは逆に排尿を促進したり、低張性脱水を引き起こす可能性があります。また、糖を過剰に摂取すると血液内に糖が増えドロドロの状態になるので注意が必要です。

自宅でも簡単に飲料を作ることができます。

作り方はいたって簡単です。以下の分量を混ぜ合わせるだけで飲料が作れます。

1ℓ
1〜3g(小さじ1/2杯)
砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)

 

自宅で作るのが手間な人は、市販されている経口補水液OS-1をまとめて購入しておくと良いです。

筋肉量を増やす

筋肉は水分の貯蔵庫ともいわれ、水分の多くは筋肉内に保持されています。

なので、一般的に男性よりも女性のほうが、若年者よりも高齢者のほうが脱水症になりやすいといえます。

筋肉量を増やす適度な筋トレと肉や魚などタンパク質の摂取は脱水症の予防になります。

乾燥する冬にも脱水症に注意

実は、湿度が低く乾燥しやすい冬にも知らない間に「かくれ脱水」になっていることがあります。

湿度を50~60%に保つことが大切です。また、室内よりも外のほうが10~20%湿度が高いため適度に換気することも大切です。

加湿器も脱水予防には欠かせない。

 

また、冬は水分の摂取量が少ないのも脱水症の原因になります。

こまめに水分を摂取するようにしましょう。

まとめ

脱水症について、予防方法をご紹介しました。

夏は熱中症から脱水症になることもあるので、暑い夏は特に気をつけてください。

 

熱中症の詳しい記事)

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