理学療法士や作業療法士におすすめの解剖学アプリ「teamLabBody-3D Motion Human Anatomy- - TEAMLABBODY.inc」をご紹介します。
(iPhonやiPad、iPad touchにも対応)
teamLabBody-3D Motion Human Anatomy- - TEAMLABBODY.inc
このアプリの優れているところは、生きた人間の関節の動きを映像化し3Dにした点です。
人体を回転させたり、ズームイン・アウト、骨・筋の切り離しも自由自在にできるようになっています。
療法士の中でもこのアプリを知らない人が多くて、僕も職場の人におすすめしたところインストールする人が増えてきました。
解剖学の参考書と言えばプロメテウス解剖学アトラス は有名ですが、そういった参考書では、骨の形状や筋肉の走行、階層が分かり辛いんですよね。
「関節面はどうなってんの?」
「インナーの筋ってどこにあるの?」
って問題が生じてきます。
下の画像のように、あらゆる角度から人体を観察することができるのでイメージしやすくなります。
参考書は分厚く重たいので持ち歩いてられないですが、アプリだとスマホ1つでいつでも簡単に確認することができます。
「このアプリめっちゃいいやん。」ってなってからは、正直参考書はそれほど必要なくなりました。
今後は、こういった便利なリハビリ関係のアプリがどんどん増えていくでしょうね。
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teamLabBody-3D Motion Human Anatomyの使い方
僕はiPhoneを使用していますが、iPodやiPad、iPad touchでもインストールは可能です。
アプリのインストールが済めば、あとは起動するだけです。
すると、こんな画面になります。
回転させたり、ズームイン・アウトしたりして、思い通りに確認していきましょう。
骨以外にも筋肉や神経、血管などが見たい場合は、左側にあるボタンを上へスライドします。
複数選択も可能ですので、骨と筋肉と神経を同時に表示させたり、骨と神経だけを表示させることもできます。
筋肉が見えましたね。
さらにインナーマッスルが見たいと思えば、①大殿筋を押して、②の辺りを押すと・・・
インナーマッスルも見れます。
筋肉を詳しく知りたい場合は・・・
下のボタンを押せば、説明文が表示されます。
起始・停止、走行、神経支配、血管、作用までもが詳しく記載されています。
「もはや参考書は必要ないですね・・・('Д')」
神経だってバッチリ確認できます。
手根骨など小さな骨の形状も回転とズームインで詳細に確認ができます。
靭帯も確認できますね。
患者さんへの説明に使える
解剖学を勉強する以外に、このアプリを使えば相手にわかりやすく説明することもできます。
僕らは当たり前に知っている解剖学の知識ですが、患者さんは解剖学のことは全くわからない思っていたほうがいいです。
普通は身体がどうなっているかなんて考えながら過ごしていませんのでね。
患者さんに、前腕部には骨が二つあると説明すると「あっ、そうなの?」と言われるくらいですから。
患者さんとリハビリをしているときに・・・
「この運動はどこを鍛えているの?」
「どこが痛むのだろ?」
とよく聞かれることがあります。
そんなときにスマホを取り出し、解剖学アプリをサラッと見せながら、
「この筋肉を鍛えているんです。」
「痛むのは、この筋肉(または骨)です。」
と説明してみてください。
理学療法士などの専門家からわかりやすく説明されれば、患者さんは安心してリハビリを受けることができるようになります。
たったそれだけで、患者さんとの信頼関係はグッと高まります。
実習生や後輩指導に使える
解剖学が頭でイメージできていない人は、口で説明されても理解するのは難しいんですよ。
そんなときに、このアプリを見せて説得力を持たせてみましょう。
実習生への説明や後輩指導に役立ててみてください。
このアプリのデメリットは?
これといったデメリットはないですが、まあ言うなら値段でしょうか。
とはいっても3,600円なので、普通の参考書と同じくらいの値段です。
プロメテウス解剖学アトラス が12,960円なので、それと比べるとかなり安いです。
さすがに、靭帯などの細いところは参考書を見たほうがわかりやすいですが、詳細部分は参考書とアプリを照らし合わせながら見ていけば尚良いのではないでしょうか。
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こんな人におすすめ
・解剖学を立体的に知りたい
・骨の形状や関節面がどうなっているか知りたい
・いつでもどこでも解剖学を学びたい
・患者さんへの説明に使いたい
・実習生や後輩指導に使いたい
実際に使ってみた感想
僕も実際にこのアプリを使っていますが、いつでもどこでも人体を確認できるので解剖学にかなり強くなったと感じています。
分厚い参考書では確認できない骨・関節面、筋肉などは3Dで見ていったほうがはるかに理解が深まります。
一つ上の療法士を目指すなら、「teamLabBody-3D Motion Human Anatomy」は絶対持っておきたいアイテムです。
今回ご紹介したアプリはこちら▼
teamLabBody-3D Motion Human Anatomy- - TEAMLABBODY.inc
こちらの解剖学アプリもおすすめ!
「ヒューマン・アナトミー・アトラス」は僕も1年以上前から使用しているものです。
理学・作業療法士が解剖学を本気で学ぼうと思えば、欠かすことのできないアプリです。
筋や骨はもちろん、脳や臓器も確認できますので、超おすすめです!