今回、トップ・アスリートの動きは何が違うのか解説していきます。
実は、トップ・アスリートは床反力というものを巧みに利用することで、我々凡人には考えられない動きをしているのです。
それでは、詳しく見ていこうと思います。
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床反力とは
前回、転倒しないコツ(骨)をお伝えしました。
そこでは、静的な骨を利用した立ち方を紹介しています。
人が地球上にいる限り重力の影響を受けているのは皆さんも承知のことと思います。
この重力に対して、地面から頭部に向かって反発する力が働いています。
それが、床反力というものです。
推進力とは
下の図のように、重力と床反力がずれ合うことで人は前に進むことができます。
それが、推進力となります。
下の図のように、床反力と重力の距離が遠くなるほど、強い推進力が生まれます。
今回は、トップ・アスリートがやっている床反力を利用した動きをお伝えします。
それではトップ・アスリートの一人、マイケル・ジョーダンの動きを見ていきましょう。
マイケル・ジョーダンの床反力を利用したドリブル
皆さんはマイケル・ジョーダンをご存知ですか?
30~50歳の男性なら知らない人はいないんじゃないかと思うくらい有名な人ですよね。
マイケル・ジョーダンは、アメリカNBAの元プロバスケットボール選手です。
彼は、驚異的な身体能力とカリスマ性からゴット(神様)と呼ばれています。
そのマイケル・ジョーダンの驚異的な動きの一部をご紹介します。
下の写真をご覧ください。
もの凄い前傾姿勢ですよね。
先ほどの話に戻ると、写真のマイケル・ジョーダンの姿勢は重力と床反力がかなり離れているため、もの凄い推進力が生まれています。
つまり、スピードが増すわけです。
ですが、このままでは前に突っ込んで倒れてしまいますよね。
マイケル・ジョーダンはどうやって倒れないようにしているのでしょうか?
実は、ドルブルを巧みに利用しているのです。
ボールが床から跳ね返ってくる力(床反力)を利用して、身体が前に倒れそうになるのを吸収しているのです。
マイケル・ジョーダンが転倒することなくトップスピードが出せているのは、床反力を巧みに利用しているから成せる業です。
おすすめ書籍
僕はバスケが大好きなので、今回はマイケル・ジョーダンの話をしました。
野球やサッカー、陸上やゴルフで活躍するトップ・アスリートでも身体の使い方が凡人とは一味違います。
その秘密を記した書籍が「究極の身体」です。
スポーツをされている人は、是非一度読んでみてください。
まとめ
トップ・アスリートというのは、必ず床反力を巧みに利用しています。
それは、走るときでもジャンプするときでも同様です。
マイケル・ジョーダンのようにボールの床反力を利用することもできます。
これが、トップ・アスリートが一味違う秘密です。