機能的自立度評価法（Functional Independence Measure：FIM）の浴槽への移乗の項目について詳しく解説します。
移乗には「ベッド・椅子・車椅子」「トイレ」「浴槽・シャワー」の３つの項目がありますが、採点方法は３つとも共通した考え方になります。
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浴槽への移乗の定義
浴槽に入り、風呂に浸かり、出る動作を評価します。
※浴槽のそばまで近づくことは含みません
シャワー浴の人は、シャワー椅子への移乗を評価します。
浴槽への移乗の採点方法
| 点 | 介助量 | ||
| 介助者なし | 7 | 完全自立 | 0％ |
| 6 | 修正自立 | 0％ | |
| 介助者必要 | 5 | 監視・準備 | 0％ |
| 4 | 最小介助 | <25% | |
| 3 | 中等度介助 | <50％ | |
| 2 | 最大介助 | <75％ | |
| 1 | 全介助 | ≧75％ |
すべて自分で時間内にできていれば７点となります。
時間がかかる、手すりや福祉用具（シャワー椅子や滑り止めマット）を使用していれば６点となります。
浴槽への移乗の準備（５点）とは
スライディングボードを使用する場合は、準備のみに介助者を要するため５点となります。
介助（４～１点）の採点方法
片足をまたがせる介助 → ４点
両足をまたがせる介助 → ３点
引き上げてもらう介助 → ２点
二人で引き上げる、機械浴を利用 → １点