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3年目理学療法士「辞めたくなる人」が多い理由【リハビリ職の転職】

投稿日:2017年12月1日 更新日:

僕は5年目になる年に転職しましたが、辞めたいと思い始めたのは実は3年目のときでした。

 

下のグラフは、「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか?」の質問に対する回答です。これを見てみると3年目で退職している人は多いことがわかりますね。

引用)マイナビ転職

一般企業ですので理学療法士に当てはまるかはわかりませんが、ほぼ同じ傾向にあるように思います。

 

それ以降辞める人はガクッと減るのですが、3年目でなぜ辞める人が多いのでしょうか?

僕の当時を振り返りながら、3年目が辞めたくなる理由を紐解いてみました。

3年目になると業務負担が増えていく

3年目くらいになると自分以外の仕事も増えていきます。

僕が3年目の頃には、

・新人教育

・係

・委員会

・院長回診を同伴

など。

1年目や2年目のときもそれなりに忙しかったのですが、3年目になるとキャパ越えを起こすことも頻繁にありました。

 

新人は自分のことを精一杯やっていれば良いですが、3年目にもなると「自分一人ではできないな。これは誰かに仕事を振らないと身がもたない。」と痛感したのです。

給料が上がらないことに疑問を感じ始める

3年目の理学療法士となると、ちゃんと勉強してきた人なら知識もあるし、技術も身について患者さんから信頼度も高まります。

そして、会社への貢献度も高まります。

当時3年目の僕は、理学療法士としての知識も増え、任される仕事も増え、ようやく社会人として一人前になった気がしていました。

 

若手は、認定理学療法士や呼吸療法認定士などの資格を取り、更に高みを目指す人が多いでしょう。

資格を持った人は、それだけ専門知識を有していることの証明になりますので、診れる患者さんは増えていきます。治っていく患者さんも増えます。それは医療者としてやりがいを感じますし、素晴らしいことです。

資格によって得た知識はかけがえのないものです。

 

しかし・・・

給料に直結するかはやや疑問が残るところです。ここが療法士業界のネックな部分でもあります。

療法士の昇給は、だいたい2,000〜5,000円程度です。

幅広く活躍する人は優遇されやすいですが、だいたいのところは役職でもつかない限りは大幅に給料は増えません。

他にやりたいことができる

理学療法士になろうと思ったきっかけが、「給料が多いから」という人はほぼいませんよね。

多くの人は、自分が怪我をしたことや家族が病気で入院したことなど、給料以外の動機だったと思います。

 

3年目くらいである程度知識や技術が身につき、周りを見る余裕が生まれてくると、違う職場も経験したくなってきます。

特に優秀な人ほどすぐに行動しています。

 

例えば、回復期に勤めていた人は、「退院後の生活ってどうなの?」と気になりだし、訪問リハビリに転職したり。

急性期に勤めていた人は、「担当患者さんが、その後回復期の病院に移ったけど、どんなリハビリしてるんだろ?」と転職したり。

 

「本当はスポーツが好きで理学療法士になったの。」と自分が理学療法士になった動機に立ち返る人もいます。

 

1〜3年目を「下積み」として考えている人は多いかもしれません。

 

整体院を開業する人は3年目以降の人が多く、やはり若い頃を下積みと考えている人が多いからだと言えます。

熱い想いだけではやっていけない

療法士は熱い想いを思った人が多い業界ですが、「仕事をするのは、生きていくため、お給料をいただくため。」と冷静に考えている人もいるでしょう。

「仕事は仕事。それよりも家庭が大事。」と考えている人もいます。

それは立派な考えです。

 

高卒で大学ないし専門学校4卒では、3年目だと24〜25歳。

この歳になると結婚したり、子供ができたりする人もいることでしょう。家庭を守る大事な役目を担うのですから、やりがいや熱い想いだけで仕事はできなくなります。

異業種に転職するのは賢明なのか?

忙しい毎日を過ごしていると、「何のために仕事をしているんだっけ?」と冷静に考えるときがあります。

3年目になると専門知識以外を学ぶ余裕も出てくるので、「じゃあ、他企業はどうなの?」とより周りと比べるようにもなってきます。

 

給料を求めて異業種に転職する人もいますが、理学療法士の資格を使えないと苦労を要すると思います。もちろんやってみないと分からないですが。

僕の先輩で異業種に転職した人もいましたが、転職にも働くことにもそれなりに苦労しているようです。

3年目理学療法士は一番「脂がのった時期」

3年目の理学療法士は、若くてやる気があって知識や技術もある。スポーツ選手でいえば最も「脂がのった時期」です。

 

この「脂がのった時期」に充実した仕事ができていればどんどんスキルアップも望めるでしょう。

ですが、「業務負担多すぎてしんどい。」「給料上がらない。」「もっと勉強したいのに、忙しくてできない。」「家族と過ごす時間がない。」

などの不満があるとどうでしょう?嫌々やっていてスキルアップはできるでしょうか?

 

興味のある分野で仕事をするほうが間違いなく身になるのは明白です。以下に理由を述べています。

自分に合っている環境とは「成長している実感」があるかどうか

「仕事時間だけ仕事のことを考えている人」と「仕事時間以外にもそのことを考えている人」とでは、どちらがレベルアップしているでしょうか?

当然、後者ですよね。

 

この仕事は自分に合ってると思うのは「成長したという実感があるかどうか」です。

興味の薄れた分野で仕事をすることの弊害は、興味がある分野で働く理学療法士とどんどん差がついていることに気づかないところにあります。

 

あなたは今の職場で「成長している。」と実感できていますか?

3年目は転職しても重宝される

理学療法士が働く場所は、

・病院(急性期、回復期、療養)

・クリニック、外来リハ

・介護老人保険施設

・特別養護老人ホーム

・デイケア

・デイサービス

・訪問リハビリ

など、たくさんあります。

 

給料のついて考えてみると・・・

科長クラスになれば給料はドンと増えるでしょう。僕の知っている科長では年収800万以上とのことでした。

しかし、理学療法士が増えている昨今では、自分だけ昇格するというのはかなりの我慢が必要になります。そうして10〜20年耐えてやっと昇格できるような時代です。

理学療法士の知識や技術だけでなく、経営やマネジメントを勉強する必要もあります。

 

給料を上げるために一番現実的なのは、給料の高い職場に最初から就くことです。

またはすぐに昇格できるような職場(例えば人数が少ない、施設立ち上げなどに携わる)へ移るのも賢明でしょう。

訪問リハビリのインセンティブ(歩合制)でも年収500万円以上もすぐに可能です。

脂がのった3年目は重宝されやすいので、給料のため、家族のため、スキルアップのためなど目的が明確なら環境を変えると解決するかもしれません。

 

転職をお考えの方は、こちらの転職支援サービスを活用してみてください。

 

【無料の転職支援サイト】

 

こちらに僕が厳選したおすすめの転職サイト5選をまとめていますので、参考にしてください。

 

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