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運動学習で感覚を認知するには「筋緊張をニュートラル」にすること!

運動学習で感覚を認知するには「筋緊張をニュートラル」にすること!

※理学療法士が患者さんに運動学習を促す際に注意したいこと

 

それは、患者さんがちゃんと感覚を認知できる身体になっているかということです。

そのカギを握るのが、筋緊張です。

感覚を認知するには、なぜ筋緊張がカギを握るのか、感覚を認知する身体を作る方法などを解説していきます。

 

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運動学習には「筋緊張がニュートラル」の状態が最適な理由

ニュートラルとは、中立的な、どちらにも偏らないという意味があります。

つまり、筋緊張がニュートラルな状態とは、運動が伴えばその運動に合わせた最適な筋の収縮ー弛緩が発揮できる状態のことをいいます。

関節周囲には、関節包や靭帯、筋などがありますが、これらの感覚受容器が運動に応じて感覚情報を適切に入力されれば、運動学習をしやすくなります。

たとえ、応用的な動きをしたとしても、筋の出力を自由にしかも無意識に変化させ、柔軟に身体を使うことが可能になります。

 

変形性股関節症や膝関節症の患者さんでは、慢性的に筋緊張が高まっている場合があり、その状態では筋出力の自由度が狭まり、動作や環境に応じて柔軟に筋出力を変化させることは難しくなります。

また、痛みを訴える患者さんも同様のことが起こります。

まずは、筋緊張をニュートラルな状態にすることが、感覚情報を認知するために必要な条件であり、運動学習の前段階であるといえます。

変形性股・膝関節症では、二関節筋が過剰に働きすぎている

歩行動作を単純に言い表してみると、足が床についた状態かついていない状態の二通りになります。

足が床についた状態では、関節は固定性有意になりますのが、足がついていない状態のとき関節は自由に動けないといけません。

変形性膝関節症や股関節症の患者さんに多いのが、足がついた際に筋が固定性に強く働くため、その次足が床から離れた際にも関節が動きづらくなっています。

関節を固定する筋としては、主に二関節筋がその役目を担っています。

大腿筋膜張筋やハムストリングスなどの二関節筋は、筋膜を介して下肢から骨盤・体幹へと収縮の連鎖が起こります。

下肢を固定性に強く高めた動きは、全身の筋の緊張を高め、身体全体の運動自由度が低下します。

それは、ぎこちない運動になる原因になるのです。

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筋緊張をニュートラルにする方法

ここからは、筋緊張をニュートラルにする2つの方法を解説します。

方法は、①CKC②関節の緩みの肢位を取り入れます。

①CKCで筋緊張をニュートラルにする

運動には、開放性運動連鎖(OKC:open kinetic chain)と閉鎖性運動連鎖(CKC:closed kinetic chain)の二種類ががあります。

OKCは四肢末梢が固定されていない運動のことをいい、CKCは四肢末梢が固定された運動のことをいいます。

OKCとCKCのどちらが、筋緊張をニュートラルにするのに最適かというと、断然CKCです。

 

例えば、手に目いっぱいの力を入れた状態で肘や肩の力を抜くのは難しいですし、足の指に力を入れた状態で股関節や膝の力を抜き軽やかに歩行するも難しいはずです。

つまり、末梢が不安定だと筋緊張が高まりやすく、動作がぎこちなくなってしまうのです。

末梢の筋緊張を落とす方法として、末梢部への触覚刺激を入れ、中枢部を動かすのが有効です。

その理由として、手や足などの末梢は深部感覚の受容器が乏しいのに対して、触覚などの表在感覚の受容器が多くみられることが挙げられ、末梢の筋緊張を抑制するのに効果的です。

具体的な方法

ゴミ袋を二つ折りにして、その上で足を滑らします。そうすると、足首は固定され股関節や膝関節の筋緊張を落とすことができます。

ゴミ袋は摩擦抵抗が少ないので、中枢部の運動を行うのに最適です。

患者さんの自主練習にも使えますので、試してみると良いかと思います。

②関節の緩みの肢位で筋緊張をニュートラルにする

各関節には、それぞれ関節が最も安定する肢位と関節が不安定になる肢位があります。

関節が安定する状態を締りの肢位(CPP:closed packde position)といい、靭帯や関節包が緊張した状態になります。

一方、関節が不安定な状態を緩みの肢位(LPP:lose packde position)といい、靭帯や関節包の緊張が緩んだ状態になります。

緩みの肢位をとることで、関節包や靭帯の緊張が最も低下し、筋緊張を認知するのに最適な肢位といえます。

例えば、股関節の緩みの肢位は30°屈曲、30°外転、軽度外旋位です。この肢位に股関節をもっていき、患者さん自身で少しの内外転や内外旋運動を繰り返し、筋の緊張のわずかな変化を認知してもらいます。

まとめ

運動においては、必ず筋活動が伴います。

運動学習は、運動において最適で効率の良い筋活動を発揮するための練習過程といえます。

まずは、筋緊張を認知できる身体を目指すことが大切であり、準備段階として筋緊張をニュートラルな状態にもっていくことが大切です。

 

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